分かりやすい身近な法律の話

楽しく分かりやすく身近な法律を中心に説明します。

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

結婚契約って何?未婚者に知っておいて欲しい安心な未来を築く方法

結婚契約? もしかしてあなたは耳を疑ったかもしれませんよね。 売買契約や贈与契約などは聞いたことがあるけれど、結婚契約って? 結婚する前にふたりで契約が必要だっけ? なんて思った人もいるかもしれませんね。 結婚契約とは、結婚前に夫婦間の役割や財…

死刑判決の裏にある裁判官の本音と葛藤

【事件の概要】 暴力団の銃弾は一般人の石ころ程度? - 分かりやすい身近な法律の話の続編 抗争相手である組長Aの殺害を命じられた被告人Bは、スナックで歓談中の「標的」に銃口を向けました。 興奮のあまり、スナック店内だけでなく、入り口の外にも発砲し…

暴力団の銃弾は一般人の石ころ程度?

【事件の概要】 被告人の暴力団Bは、かつてAが組織する暴力団に所属していましたが、縄張り争いなどでトラブルになりました。 暴力団Bは前橋市のスナックで、客として来ていた暴力団組長Aに銃を乱射した、殺人未遂事件の見張り役をしていました。 また、…

意外と知らないドローンについての楽しい知識

ドローンを飛ばすのってなんだか楽しそうですよね。 でも、どこで飛ばせばいいのか?資格は必要なのか?知っていますか? これから、ドローンの飛行について、素人からプロまで知っておくべき規則や知識をわかりやすく説明します。 【もくじ】1)ドローンと…

報復で養魚場の魚を故意に逃すのは何罪?

以前、嫌がらせに隣の家の水道管のバルブを閉めたらどうなるか? という内容で記事を書かせてもらいました。 今回はその逆襲です。 つまり嫌がらせで水道管のバルブを閉められた報復に、釣り堀を営む隣の家の養魚場の魚を故意に逃した場合はどうなるのか? …

拾ったスマホを友人からもらい買い物などをした時の法的責任

あなたは、スマートフォンを拾ったことはありますか? それが見知らぬ他人のものだとしたら、どうしますか? この記事では、そんな状況について法律の観点から考えてみたいと思います。 例えば、ある日、阿部さんが伊藤さんのスマートフォンを拾い、それを江…

動物を虐待してはいけない(軽犯罪法第1条第1項第21号)

動物を虐待することに対する罰が軽犯罪法からなくなったのは、もっと厳しい罰を設けた「動物愛護法」という新しい法律ができたからです。(昭和48年成立) この法律では、動物を虐待すると最高で1年の刑務所行きか、100万円の罰金が科されるようになりました…

紙幣や貨幣の写真をネットにアップして何が悪い!? 〜その理由とアップする方法を解説〜

ネットにお金の写真を載せること、それは一見何も問題なさそうに思えますよね。 でも、実はそれ、法律で問題になることがあるんです。 それは、「通貨偽造の罪」や「通貨及証券模造取締法」という法律と関係があるんです。 「通貨偽造の罪」というのは、お金…

号外)「マイナ免許証」2025年3月24日開始

マイナンバーカードと運転免許証が一つになったカードを発行できるようになります。 必ずマイナンバーカードを免許証にしなければならないというわけではありません。 開始日は、2025年3月24日からスタートすることが決まりました。 現在の免許証、マイナ免…

号外)戸籍にふりがながつくとに。間違ったふりがなに要注意⚠️

2025年(令和7年)5月から施行される改正戸籍法により、戸籍に氏名のふりがなが記載されることになりました。 この改正の目的は、氏名の読み方を明確にすることで、行政手続きや日常生活における混乱を防ぐためです。 戸籍に記載される氏名には、カタカナで…

2024年版:電動キックボードの最新事情と安全ガイド

電動キックボードは、通勤やちょっとしたお出かけに便利な乗り物として注目されています。 足で地面を蹴る必要がなく、ハンドルのアクセルを回すだけでスムーズに進むことができますしね。 ですが、交通ルールや安全性について知っておくことが大切ですよね…

誰でも起こしやすい名誉毀損について分かりやすく解説!

「名誉毀損」とは、他人の「社会的評価を低下させる事実」を公然と摘示(おおっぴらに示すこと)する行為を罰する法律です。 事実であっても、虚偽であっても、社会的評価を低下させる内容を公然と示すことが含まれます。 でも、具体的にどのような行為が名…

立ち直るべきは国語の先生、あなたでしょ!

【事件の概要】 被害生徒は彼女の友達の相談をするため、被告人に呼び出され、レジャー施設の駐車場で襲われました。 彼女は必死に抵抗し、我に返った被告人は「家まで送る」と言って口止めを図りました。 裁判で、被告人は反省の気持ちを尋ねられ、「被害者…

店舗の駐車場にある「無断駐車罰金3万円」は法的に効力があるのか?

コンビニやスーパーの駐車場で、「無断駐車、罰金3万円」と書かれた看板を見たことはありませんか? しかし、この看板の「罰金3万円」は、結論から言うと法的に強制することはできません。 なぜなら、罰金は国が科すもので、一般の人々が科すことはできな…

2024年の道交法改正:自転車の青切符制度がスタート、違反者には反則金が!

自転車に乗ることは、健康に良く、環境にも優しく何より気持ちがいいですよね。 しかし、自転車に乗る際には、交通ルールを守ることが大切です。 2024年5月17日に道路交通法が改正され、自転車の交通違反に対して反則金を科す「青切符」制度が導入されました…

飲食店でメニューの写真と出てきた実物が違う場合、法的に問題はないのか?

「飲食店で注文した料理がメニューの写真と全然違う! 「これって詐欺じゃん!」なんて冷やかした経験、ありますよね。 でも、本当に詐欺なのでしょうか? それとも何か他の法律が関わっているのでしょうか? この記事では、そんな疑問を解決します。 社会人…

クイズ:殺人?未遂?過失致死?

刑法第38条は犯罪が成立するためには故意、つまり罪を犯す意思を必要としています。 刑法第38条(故意)罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。 過失犯の場合は刑法第38条但し書きに該当し、刑法典に…

20歳未満へのお酒の提供、法律と責任を知る4つのシチュエーション

あなたは20歳未満の者にお酒を提供したことがありますか? もし、あるとすれば、それは法律違反です。 では、20歳未満の者にお酒を提供した者の具体的な責任はどの程度か知っていますか? この記事では、20歳未満の者とお酒に関する4つのシチュエーションに…