
今回のテーマは「前科のある元暴力団員が再び犯罪を犯した場合、前科のある一般人と比べて罪は重くなるのか?」です。
例えば、あなたが八百屋さんで万引きをして捕まったとします。
過去に交通違反で捕まったことはあるけれど、万引きは初めてです。
一方、昔、暴力団にいたことがある人が、あなたと同じように万引きをして捕まったとします。
この場合、二人の罪の重さはどうなるのでしょうか?
結論から言うと…
前科があることや元暴力団員であることは、直接的に罪の重さを決めるものではありません。
しかし、間接的には影響を与える可能性があるんです。
理由と解説
なぜかというと、日本の法律では、同じ犯罪でも、その人の過去の行動や性格、犯罪の動機などを考慮して、刑の重さを決めることになっているからです。
これを「量刑」といいます。
もしかしたら刑事ドラマなんかで聞いたことがあるかもしれませんよね?
例えば、過去に何度も同じような犯罪を繰り返している人は、「また同じことをするかもしれない」と判断され、刑が重くなることがあります。
また、暴力団員だった人は、その組織との関係や、犯罪が組織的なものだったかどうかなどが考慮されることがあります。
さらに、被害者への反省の態度や、更生の可能性なども考慮されるんです。
つまり、過去にどんなことがあっても、今回の犯罪について深く反省し、二度と犯罪をしないと心から誓っていれば、刑が軽くなる可能性もあるんですね。
実例
過去にはこんな事例もありました。
2019年12月13日に福岡県北九州市で特定危険指定暴力団「工藤会」が関与したとみられる、会社員男性が拳銃で撃たれ重傷を負う事件が発生しました。
その事件では、実行犯の男は殺人未遂や銃刀法違反などの罪に問われましたが、過去に暴力団に所属していたことや、組織的な犯行であったことなどが考慮され、より重い刑が科せられました。
「北橋日記」前北九州市長の戦い ~工藤会VS市民 2760日の記録~ 【後編】福岡県警「工藤会頂上作戦」|FNNプライムオンライン
このように、前科や暴力団員だったという過去は、直接的に罪の重さを決めるものではありませんが、量刑を決める上で考慮される要素の一つとなります。
大切なのは、過去にどんなことがあっても、今回の犯罪と真摯に向き合い、反省し、更生しようとする姿勢なんですね。
まとめ
前科や元暴力団員であることは、直接的に罪の重さを決めるものではありません。
しかし、量刑を決める上で考慮される要素の一つとなり、間接的に影響を与える可能性があるということです。