分かりやすい身近な法律の話

楽しく分かりやすく身近な法律を中心に説明します。

いろいろあるあるバーベキューのお作法(改訂版)

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バーベキューって聞くだけでなんだかワクワク楽しくなりませんか?

でも、ご存知のようにバーベキューには色々なルールがあります。

自宅の庭で焚き火をするのはOK?

それともダメ?

公園でのバーベキューはどうなの?

河川敷や浜辺でのバーベキューは問題ないの?

これらの疑問について、一緒に考えてみましょう。

社会人として、ルールを守りながら楽しくバーベキューをするための情報を分かりやすく提供します。

【もくじ】
1)バーベキューと法律
2)自宅でのバーベキュー
3)公共の場所でのバーベキュー
4)バーベキューとマナー
5)罰則を避けるために(対策)
おまけ(我が家のお作法)

1)バーベキューと法律

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バーベキューを楽しむとき、皆さんはどんなルールを思い浮かべますか?

音楽のボリューム?ゴミの片付け?

それも大切ですが、実はもっと大きなルールが存在します。

それが「法律」です。

そう、バーベキューにも法律が関わってくるんですよ。

例えば、公園でのバーベキュー。

自然公園法の第18条では、「火入れ又はたき火をすること」を規制しています。

また、それぞれの公園のルールや規定は、各地方自治体が公園条例などで設けることが一般的です。

そのためバーベキューができる公園とできない公園があるのです。

このように条例で定めるのは、各地方自治体がその地域の状況やニーズに応じて、より具体的なルールを設けることができるからです。

したがって、公園を利用する際には、その場所の公園条例やルールを確認することが重要となります。

また、自宅の庭でのバーベキューもいいもんですよね。

しかし自宅の庭でのバーベキューは、軽犯罪法や消防法などが関係してきます。

例えば、バーベキューの火が周囲の建物や植物に引火する可能性がある場合、十分な注意を払わなければなりません。

軽犯罪法 第1条第1条第9号
相当の注意をしないで、建物、森林その他燃えるような物の附近で火をたき、又はガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者

軽犯罪法に違反した場合の法定刑は、「拘留」または「科料」です。

拘留:1日以上30日未満の期間、刑事施設に拘束すること。

科料:1000円以上1万円未満の範囲で金銭を徴収すること。

消防法の第3条には、「野焼きやたき火をするときは、罰せられることもありますよ。」と規定されています。

消防法 | e-Gov法令検索

また、消防法の第22条第3項には、「各市町村が作る火災予防のルールでも、火を使うことは制限されていて、守らないと罰せられることもありますよ。」と書いています。

つまり、バーベキューなど、火を使うときはいつでも火事の危険があるから、ルールを守り、注意深く行動しましょうと注意を促しています。

また、消防法第3条では、火事を防ぐルールを守らないと、最大30万円の罰金や拘留が科せられる可能性があります。(屋外の火災措置命令)

これは、私たちの安全を守るための大切な法律です。

例えば、バーベキューの際は、火事にならないように注意深く行動し、適切な準備をすることが大切と伝えています。

これら、軽犯罪法、消防法は火災の防止や公共の安全を守るために存在しています。

軽犯罪法、消防法を知っておくことで、不要なトラブルを避け、楽しくバーベキューを楽しむことができますね。

次回のバーベキューの計画時には、ぜひこれらの法律に気をつけて下さいね。

また、マンションのベランダでバーベキューをする場合、管理組合の規約で禁止されていることもありますので注意が必要です。

2)公共の場所でのバーベキュー

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公園や海岸でバーベキューを楽しむ、素敵なイメージですよね。

でも、ちょっと待ってください。

公共の場所でのバーベキューにも、守るべきルールがあるんです。

具体的な例を挙げると、佐藤さんは、週末に友人たちと海岸でバーベキューを楽しむのが大好きです。

しかし、佐藤さんは常に法律とマナーを忘れません。

海岸でのバーベキューは、直接砂浜で火を起こすことが禁止されているため、専用のバーベキューコンロを使用しています。

このように、公共の場所でバーベキューを楽しむときも、法律とマナーを守ることが大切です。

3)バーベキューとマナー

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バーベキューは楽しいレジャーですが、マナーやエチケットも大切ですよね。

それでは、具体的にどのようなマナーが必要なのでしょうか?

まず、バーベキューをする場所をきれいに保つことが大切です。

ゴミは必ず持ち帰りましょう。

また、煙や臭いが近隣に迷惑をかけないように、風向きを考慮したり、煙が少ない炭を使ったりすることも大切です。

次に、音についても配慮が必要です。

大声で話したり、音楽を大音量で流したりすると、近隣の人々に迷惑をかける可能性があります。

楽しみながらも、他人に迷惑をかけないように心掛けましょう。

例えば、鈴木さんは、バーベキューを楽しむ際には、これらのマナーを常に心掛けています。

鈴木さんは、バーベキューの後は必ずゴミを持ち帰り、煙や音にも配慮しています。

このように、バーベキューを楽しむときも、マナーとエチケットを守ることが大切です。

4)罰則を避けるために

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バーベキューを楽しむとき、ルールを守らないとどうなるのでしょうか?

すでにお話したように、違反行為をした場合、罰則が科せられることがあります。

例えば、禁止されている場所でバーベキューをした場合、罰金が課せられることがありましたね。

(公園では10 万円程度の罰金が相場です。)

では、どうすれば罰則を避けることができるのでしょうか?

まず、バーベキューをする場所のルールを確認しましょう。

公園や海岸、自宅の庭など、バーベキューをする場所によってルールは異なります。

例えば、山田さんは、バーベキューをする前には必ずその場所のルールを確認します。

そして、ルールを守ることで、罰則を避け、楽しくバーベキューを楽しむことができます。

このように、バーベキューを楽しむときも、法律とマナーを守ることが大切です。

まとめ

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この記事は、バーベキューを楽しむ際に守るべき法律とマナーについて詳しく説明しています。以下にその要点をまとめます。

1. バーベキューと法律:バーベキューには自然公園法や軽犯罪法、消防法などの法律が関わってきます。

公園でのバーベキューは自然公園法の第18条により規制されており、一般の公園は条例により可否が異なります。

自宅の庭でのバーベキューは軽犯罪法や消防法が関係してきます。

これらの法律を遵守することで、不要なトラブルを避け、楽しくバーベキューを楽しむことができます。

2. 公共の場所でのバーベキュー:公共の場所でのバーベキューにも、守るべきルールがあります。

例えば、直接砂浜で火を起こすことが禁止されている場所では、専用のバーベキューコンロを使用するなど、法律とマナーを守ることが大切です。

3. バーベキューとマナー:バーベキューをする場所をきれいに保つこと、ゴミは必ず持ち帰ること、煙や臭いが近隣に迷惑をかけないようにすること、音についても配慮することなど、マナーとエチケットを守ることが大切です。

4. 罰則を避けるために:ルールを守らないと罰則が科せられることがあります。

事前にその場のルールを確認し守ることでこれらの罰則を避け、楽しくバーベキューを楽しむことができます。

以上の情報を頭に入れて、次回のバーベキューの計画時には、法律とマナーを守りながら楽しんで下さいね。

そして、楽しみながらも、他人に迷惑をかけないように心掛けましょう。

この記事が、皆さんのバーベキューをより楽しく、安全に過ごすための参考になれば幸いです。

おまけ

※我が家のお作法

私は、大のバーベキュー好きです。

しかしながら、準備と片づけが大変面倒くさい…。

そこで、ホームセンターでひとまわり小さいブロックを積み上げただけのオリジナルバーベキューコンロをつくりました。

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そして買い物用のバスケットに、必要な物一覧と必要な物をいれておきます。

開始時にはコンロにのせる網と食材とバスケットでバーベキューを開始します。

もちろん炭も煙突のような着火装置?に炭と段ボールと着火材を入れ着火するのを待つだけです。

バーベキューが終わったら汚れ物はゴミも含め全て大きな取手の付いたソフトビニール製?の入れ物に戻しキッチンで分別したり洗います。

網を洗うには、それ用の鉄のブラシでゴシゴシやれば簡単に汚れが落ちます、

炭はAmazonで買った墨壺にデレッキで投入して、コンロにも一応じょうろで水をかけ防火対策です。

コンロはブロックを積んだだけなので、洗う必要もありません。

洗い物が終わったら次のバーベキューに備えるべくリストを見て新たにセットしておきます。

我が家のバーベキューは、楽しいのですが大声を出したりはしないので近所にも迷惑をかけることもないため、騒音問題も関係ありません。

以上、徒然なるままに我が家のバーベキューのお作法を書いてしまいました。

ぜひ、ご参考まで。