
【してはいけない例】
・誰かが警察に対して、存在しない犯罪が発生したと報告する。
・誰かが消防署に対して、火災が発生したと報告するが、実際には火災は発生していない。
・誰かが救急サービスに対して、重大な医療緊急事態が発生したと報告するが、実際には何も起こっていない。
・誰かが警察に対して、テロ攻撃が予定されていると報告するが、実際にはそのような計画は存在しない。
・誰かが警察に対して、家族や友人が失踪したと報告するが、実際にはその人物は無事である。
・誰かが警察に対して、重大な交通事故が発生したと報告するが、実際には事故は発生していない。
・誰かが警察に対して、公共の場所に爆弾が設置されていると報告するが、実際にはそのような爆弾は存在しない。
・誰かが警察に対して、自分や他の人が誘拐されたと報告するが、実際には誘拐は発生していない。
・誰かが警察に対して、銀行強盗が発生したと報告するが、実際には強盗は発生していない。
•誰かが医療機関に対して、重大な病気にかかっていると報告するが、実際にはそのような病気は存在しない。
軽犯罪法第1条第1項第16号
虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出た者
【なぜいけないのか】
なぜこのような行為が問題なのかというと、以下の理由があります。
公共の資源の無駄遣い:虚偽の報告は、警察や消防署などの公共の資源を無駄にします。
これらの資源は、実際の緊急事態に対応するために必要です。
パニックの引き起こし:虚偽の報告は、不必要な恐怖やパニックを引き起こす可能性があります。
これは、社会的な混乱を引き起こす可能性があります。
信頼の損失:虚偽の報告は、公共のサービスに対する信頼を損なう可能性があります。
これは、長期的には公共の安全に悪影響を及ぼす可能性があります。
したがって、虚偽の報告は法律で禁止されています。
それは社会全体にとって有害であり、個々の市民の安全と公共の資源を危険にさらす可能性があるからです。
それぞれの市民が真実を報告し、公共のサービスを尊重することが重要です。
それにより、私たちは皆が安全であることを確保し、公共の資源を最も必要としている人々のために確保することができます。
【補足】
「狂言強盗」という概念を考えてみましょう。
例えば、企業の収益を不正に使用した結果を隠蔽するために、「強盗によってお金が奪われた」と警察に通報すると、これは公務員に対する虚偽の犯罪報告となり、この法律に違反します。
(もちろん、これとは別に、企業を被害者とする業務上の横領罪も成立します。)
また、特定の人物を罪に巻き込むために、その人物が犯罪を犯したと虚偽の申告(例えば被害届や刑事告訴)を行った場合、これは刑法の虚偽告訴罪(刑法172条)となります。
刑法第172条(虚偽告訴)
人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者は、3月以上10年以下の拘禁刑に処する。
人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的があれば刑法172条の適用。
その目的がなければ、軽犯罪法第1条第1項第16号の適用ということになります。