分かりやすい身近な法律の話

楽しく分かりやすく身近な法律を中心に説明します。

行列に割り込んだりしてはいけない(軽犯罪法第1条第1項第13号)

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【してはいけない例】

・電車の乗車口で列を無視して割り込む。

・コンサートのチケットを買うための列に無理やり割り込む。

・食料品店での特売日に、他の客を押しのけて商品を取る。

・公共のバス停で待っている人々を押しのけてバスに乗る。

・映画館で上映開始直前に列を無視して入場する。

・飛行機の搭乗口で、優先搭乗の列に無理やり割り込む。

・レストランで待っている人々を押しのけて席に着く。

・スーパーマーケットのレジで、待っている人々を押しのけて割り込む。

軽犯罪法第1条第1項13号
公共の場所において多数の人に対して著しく粗野若しくは乱暴な言動で迷惑をかけ、又は威勢を示して汽車、電車、乗合自動車、船舶その他の公共の乗物、演劇その他の催し若しくは割当物資の配給を待ち、若しくはこれらの乗物若しくは催しの切符を買い、若しくは割当物資の配給に関する証票を得るため待つている公衆の列に割り込み、若しくはその列を乱した者

【なぜいけないのか】

これらは公共の秩序を乱し、他人の権利を侵害するからです。

公共の場所では、皆が平等に利用できるように、一定のルールやマナーが必要です。

列を作ることは、順番を守るための公平な方法です。

列に割り込む行為は、他人の時間を尊重しない行為であり、公共の秩序を乱す行為です。

そのため、法律で禁止されています。このような行為を繰り返すと、罰金や拘留などの刑事罰が科せられる可能性があります。

これらのルールは、私たちが社会の一員として互いに尊重し合い、平和に共存するためのものです。