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便利で危険なスキップ払いにご用心

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あなたは「スキップ払い」ってご存知ですか?

クレジットカードで、一回払いの支払い月を最長で6か月先まで自由に選べる、とっても便利な支払い方法なんです。

でも、その便利さには裏があるんですよ。

例えば、金利手数料が発生したり、一度に支払う金額が大きくなったり。

それに、つい借金返済を後回しにしてしまう危険性も…。

スキップ払い、一見便利そうでも、そのリスクを理解した上で利用することが大切なんです。

【もくじ】
1)スキップ払いとは何か
2)スキップ払いのメリット
3)スキップ払いのデメリット
4)スキップ払いのリスクと対策
5)スキップ払いができない場合の対応
6)スキップ払いを利用する際の注意点

これらの項目を通じて、スキップ払いの全体像を理解し、賢い利用方法を学びましょう。それでは、一緒に見ていきましょう!

1)スキップ払いとは何か

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「スキップ払い」ってご存知ですか?

これは、一回払いの支払い月を最長で6か月先まで自由に選べる支払い方法なんです。

でも、その便利さには裏があるんですよ。

例えば、あなたが大切な友人の結婚式に出席するために新しいスーツを買うことになったとしましょう。

でも、その月はすでに出費が多くて、スーツ代をすぐに支払うのは難しい…。

そんな時、スキップ払いが役立ちます。

支払いを数か月先に延ばすことができるからです。

しかし、その便利さには注意が必要です。

なぜなら、スキップ払いには金利手数料が発生するからです。

スキップする月数によって金利が変わり、手数料の支払いも一括で行うため、一度に支払う金額が大きくなります。

例えば、「10万円」のスーツを年率15%の手数料でスキップ払いにした場合、支払い月を1ヶ月後に設定すると手数料は1,250円。

6ヶ月後に設定すると、手数料は7,500円になります。

※ 年率を月率に変換します。年率15%を月率にすると、15% ÷ 12ヶ月 = 1.25% となります。

次に、この月率を元の金額に適用します。

10万円の商品に1.25%の金利を適用すると、10万円 × 1.25% = 1,250円となります。これが1ヶ月後の手数料です。

6ヶ月後の手数料を計算する場合は、1ヶ月の手数料を6倍します。

つまり、1,250円 × 6ヶ月 = 7,500円となります。

この手数料が、支払い月に元金とまとめて請求されるので、6か月後に設定した場合に支払う金額は10万7,500円です。

また、スキップ払いは一度設定すると、その後は支払い方法を変更することができません。

そして、スキップ払いを更にスキップすることはできません。

そのため、必ず設定した月に全額支払う必要があります。

スキップ払いは便利な一方で、そのリスクも理解した上で利用することが重要です。

もし支払えない場合は、まずカード会社に連絡し、支払いの意志を伝えましょう。

そして、どうしても返済できない場合は、なるべく早めに専門家である弁護士に相談してください。

任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理手続きによって借金を減らしたり、借金そのものをなくしたりできる可能性があります。

スキップ払い、一見便利そうでも、そのリスクを理解した上で利用することが大切なんですよね。

皆さんも、しっかりと計画を立てて、賢く利用しましょう!

2)スキップ払いのメリット

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スキップ払いの一番大きなメリットは、やはり「支払いを先延ばしにできる」点ですよね。

これは、一時的に現金が手元にないときでも、必要な買い物をすることができるという大きな利点です。

例えば、あなたが新しい仕事を始めるためにビジネススーツを新調することになったとしましょう。

でも、初任給はまだもらえていない…。

そんな時、スキップ払いが役立ちます。

支払いを数か月先に延ばすことができるからです。

また、スキップ払いは、予定外の出費が発生したときにも便利です。

例えば、急に家電が壊れてしまったときや、友人の結婚式に出席するための交通費が必要になったときなど、予想外の出費があると、その月の予算がピンチになりますよね。

そんな時も、スキップ払いを利用すれば、支払いを後回しにすることができます。

しかし、スキップ払いのメリットを享受する一方で、そのデメリットやリスクもしっかりと理解しておくことが大切です。

次の章では、スキップ払いのデメリットについて詳しく見ていきましょう。皆さんも、しっかりと理解して、賢く利用しましょう!

3)スキップ払いのデメリット

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スキップ払いのデメリット、一つ目は、金利手数料が発生することです。

スキップ払いを利用すると、その分の手数料が発生します。

これは、一度に支払う金額を大きくする可能性があります。

例えば、あなたが10万円の商品を購入し、スキップ払いを選んだとします。

年率15%の手数料がかかると、支払い月を1ヶ月後に設定すると手数料は1,250円、6ヶ月後に設定すると手数料は7,500円になります。

この手数料が、支払い月に元金とまとめて請求されるので、6ヶ月後に設定した場合に支払う金額は10万7,500円になります。

二つ目のデメリットは、お金がなくてもついスキップ払いで支払いをしがちになり、借金返済を後回しにする癖がついてしまう危険性があります。

これは、スキップ払いの便利さに慣れてしまうと、ついつい支払いを先延ばしにしてしまう傾向があるからです。

三つ目のデメリットは、最大6か月先の支払いになりますので、忘れたころに手数料もまとめた高額な請求が来ることになります。

これは、分割払いやリボ払いよりも、返済が滞ってしまう確率が高いです。

四つ目のデメリットは、タイミングによっては結婚式や旅行など高額な出費とスキップ払いが重なってしまう危険性もあります。

これは、スキップ払いの支払い月が、他の大きな出費と重なると、一度に大きな金額を支払う必要が出てきます。

これらのデメリットを理解した上で、スキップ払いを利用することが大切です。

次の章では、スキップ払いのリスクと対策について詳しく見ていきましょう。

4)スキップ払いのリスクと対策

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スキップ払いの最大のリスクは、支払いが滞ると遅延損害金が発生し、クレジットカードの利用停止や強制解約、信用情報への事故情報の登録など、重大な結果を招く可能性があることです。

例えば、あなたがスキップ払いを利用して10万円の商品を購入し、6ヶ月後に10万7,500円を支払う予定だったとします。

しかし、その時期になってもお金が足りない場合、遅延損害金が発生します。

さらに、カードの利用停止や強制解約などの可能性もあります。

そして、信用情報に事故情報が登録され、いわゆるブラックリストに載った状態となります。

そうすると、今後新しくクレジットカードが作れなくなったり、ローンの審査が通らなくなったりと、多くのデメリットがあります。

これらのリスクを避けるための対策としては、まず、スキップ払いを利用する際は、しっかりと計画を立てることが大切です。

支払いができるかどうか、自分の収入と支出を見直し、確認しましょう。

また、スキップ払いの支払い月が他の大きな出費と重ならないように、スケジュール管理をしっかりと行うことも重要です。

もし支払えない場合は、まずカード会社に連絡し、支払いの意志を伝えましょう。

そして、どうしても返済できない場合は、なるべく早めに専門家である弁護士に相談してください。

任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理手続きによって借金を減らしたり、借金そのものをなくしたりできる可能性があります。

スキップ払い、一見便利そうでも、そのリスクを理解した上で利用することが大切なんですよね。

5)スキップ払いができない場合の対応

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スキップ払いができない場合、先ほどもお話ししましたが、すぐにカード会社に連絡し、支払いの意志を伝えたうえ、支払い計画を立てることが大切です。

まずはカード会社に連絡、そして、支払いの意志を伝達し支払い計画を立てることが大切です。

もし、どうしても返済できない場合は、なるべく早めに専門家である弁護士に相談してください。

任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理手続きによって借金を減らしたり、借金そのものをなくしたりできる可能性があります。

法的な手続きや交渉を弁護士にお願いすることもできますし、取り立てをストップしてもらうこともできるとのことです。

しかし、最も重大で、いけなかったことは、事前にしっかりと計画を立て無かったことです。

自分の収入と支出を見直し、確認すること!

スキップ払い、一見便利そうでも、そのリスクを理解した上で利用することが大切なんですよね。

6)スキップ払いを利用する際の注意点

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繰り返しになるかもしれませんが、重要事項なのでもう一度確認させて下さい。

スキップ払いを利用する際の注意点を箇条書きにまとめました。

①スキップ払いは一見便利そうでも、そのリスクを理解した上で利用することが大切です。

②自分の収入と支出をしっかりと把握し、返済計画を立てることが重要です。

③スキップ払いの支払い月が他の大きな出費と重ならないように、スケジュール管理をしっかりと行うことも重要です。

④スキップ払いには金利手数料が発生するため、一度に支払う金額が大きくなる可能性があります。

⑤スキップ払いができない場合は、すぐにカード会社に連絡し、支払いの意志を伝えることが大切です。

⑥どうしても返済できない場合は、なるべく早めに専門家である弁護士に相談してください。

任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理手続きによって借金を減らしたり、借金そのものをなくしたりできる可能性があります。

これらの注意点を心に留めて、スキップ払いを賢く利用しましょう!

まとめ

スキップ払いは、一回払いの支払い月を最長で6か月先まで自由に選べる便利な支払い方法です。

しかし、その利便性には裏があります。

金利手数料が発生し、一度に支払う金額が大きくなる可能性があります。

また、お金がなくてもついスキップ払いで支払いをしがちになり、借金返済を後回しにする癖がついてしまう危険性があります。

スキップ払いを利用する際は、以下の点に注意しましょう。

❶スキップ払いのリスクを理解した上で利用すること。

❷自分の収入と支出を把握し、返済計画を立てること。

❸スキップ払いの支払い月が他の大きな出費と重ならないようにスケジュール管理を行うこと。

❹スキップ払いができない場合は、すぐにカード会社に連絡し、支払いの意志を伝えること。

❺どうしても返済できない場合は、なるべく早めに専門家である弁護士に相談すること。

個人的にはあまりおすすめではありませんが、どうしてもというときには、スキップ払いを賢く利用するようにしましょう。