あなたは今まで馬に乗って、学校や会社に通いたいと思ったことはありませんか?
もし、そんなことを人に言っても、一笑に付されるかもしれませんね。
しかし、馬に乗って通勤通学は、できないわけではないんです。
馬は軽車両として認められているので、道路を走っても大丈夫なんですよ。
でも、馬に乗るときには交通ルールやマナーを守らないといけません。
この記事では、馬に乗って通勤通学する方法、馬に乗って公道を走るときの注意点やメリット、デメリットなどをわかりやすく説明します。
馬好きな人も、そうでない人も、ぜひ読んでみてくださいね。
【もくじ】
1)馬は軽車両なので道路を走ってもいい
2)馬に乗るときには交通ルールを守ろう
3)馬に乗って通勤通学するメリットとデメリット
1)馬は軽車両なので道路を走ってもいい
馬は道路交通法で軽車両として扱われています。
軽車両とは自転車や人力車など、原動機を使っていない車両のことを指します。
電動自転車も国が定めた基準を満たしていれば軽車両として認められています。
道交法第二条(定義)
この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
十一 軽車両 次に掲げるものであつて、移動用小型車、身体障害者用の車及び歩行補助車等以外のもの(遠隔操作(車から離れた場所から当該車に電気通信技術を用いて指令を与えることにより当該車の操作をすること(当該操作をする車に備えられた衝突を防止するために自動的に当該車の通行を制御する装置を使用する場合を含む。)をいう。以下同じ。)により通行させることができるものを除く。)をいう。
イ 自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽けん引され、かつ、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含み、小児用の車(小児が用いる小型の車であつて、歩きながら用いるもの以外のものをいう。次号及び第三項第一号において同じ。)を除く。
馬は人や動物の力で動くので、軽車両に分類されます。
牛や馬車も同じです。
ただし、軽車両は免許や許可がなくても公道を走ることができますが、交通ルールを守る必要があります。
飲酒運転やスマートフォンを操作しながらの運転は禁止されています。
したがって、馬に乗って道路を走る場合も、これらのルールを遵守する必要があります。
2)馬に乗るときには交通ルールを守ろう
馬は道路交通法で軽車両として扱われています。
そのため、自転車と同じように交通ルールを守らなければなりません。
信号や標識に従って、左側通行をします。
歩道や自転車道は基本的に使えませんが、路側帯は歩行者の邪魔にならなければ使ってもOKです。
右折するときは二段階右折をすることになっています。
二段階右折とは、まず左側に寄って道 路を渡り、次に右側に向きを変えて信号が青になったら渡ることです。
自転車で右折するときと同じです。
馬に乗るときはヘルメットやプロテクターなどの安全装備をすることをおすすめします。
携帯電話やイヤホンなどを使って騎乗するのは危険です。
馬は繊細な動物なので、周りの音や物に驚いて暴れたり、振り落としたりすることがありますから。
落馬すると大怪我をする可能性がありますよ。
馬に乗るときは馬との信頼関係を大切にすることが一番です。
3)馬に乗って通勤通学するメリットとデメリット
メリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
□ 馬はエコな乗り物です:ガソリンや電気などのエネルギーを使わないので、環境に優しいです。
地球温暖化の防止にも貢献できます。
□ 馬は健康に良い乗り物です:馬に乗るときには体全体の筋肉を使うので、運動効果があります。
姿勢も良くなります。
馬と触れ合うことで、ストレスも解消できます。
心身ともに健康になれるということですね。
□ 馬は楽しい乗り物です:馬は生き物なので、感情や表情があります。
馬とコミュニケーションをとることで、友達のような関係になれるそうです。
馬に乗って風を感じることで、気分も爽快になるのでは。
通勤通学が楽しみになりますよー。
デメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
□ 馬は高い乗り物です:馬を購入するのはそれほど高くないかもしれません。
100万円以下で購入可能なものもあります。(上は1億円以上します。)
それよりも飼育するのにはお金がかかります。
餌や水や医療費などの経費が必要です。(飼育費の合計は月おおむね60万円•••。)
また、馬を置く場所も必要です。
自宅に馬小屋がない場合は、乗馬クラブや牧場に預けることになりますが、それにも費用がかかります。
□ 馬は手間のかかる乗り物です:馬は生き物なので、世話をしないといけません。
毎日餌や水を与えたり、掃除したり、ブラッシングしたりする必要があります。
また、馬の蹄や毛などの手入れも欠かせません。
馬に乗る前にはウォーミングアップをしたり、鞍や手綱などの装備を調整したりする必要があります。
馬に乗った後にはクールダウンをしたり、装備を外したり、清掃したりする必要があります。
馬に乗るときには時間に余裕を持って行動しないといけません。
□ 馬は危険な乗り物です:馬は軽車両なので、道路を走ってもいいのですが、交通ルールやマナーを守らなければいけません。
一歩間違えると事故になる可能性もあります。
馬は車よりも大きくて目立つので、他のドライバーや歩行者に迷惑をかけることもあるかと思います。
□ 馬は糞をするので、それを放置すると衛生的にも問題があります:糞の片付けも大変なことでしょう。
□ 飲酒運転の禁止:馬は人や動物の力で動くので、お酒を飲んで馬に乗ると飲酒運転にならので、注意が必要です。
馬であっても「飲んだら乗るな!乗るなら飲むな!」ですよね。
□ また、馬は繊細な動物です:周りの音や物に驚いて暴れたり、振り落としたりすることがあります。
落馬すると大怪我をする可能性があります。
馬に乗るときは安全に注意しないといけませんね。
まとめ
馬に乗って通学や通勤をすることは可能です。
しかし、馬の特性や管理費用を考えると、馬での通学や通勤は現実的ではないかもしれませんね。
また、周囲から「好奇の眼差し」があるかもしれません。
どうしてもという方はもう一度メリット、デメリットを比較して、冷静に考え直すことをおすすめします。
という言葉をもってこの記事のまとめとさせて頂きます。