
通販で買った商品が配送中に破損して届いたら、どうしますか?
クレームを入れる相手は販売会社?それとも配送業者?
実は、どちらにもクレームを入れることができるんです。
その理由と方法を、この記事でわかりやすく説明します。
【もくじ】
1)通販で買った商品が破損して届いたら、どうなるの?
2)販売会社にクレームを入れる場合の根拠と方法
3)配送業者にクレームを入れる場合の根拠と方法
1)通販で買った商品が破損して届いたら、どうなるの?

通販で買った商品は、販売会社と配送業者の間で契約が結ばれています。
販売会社は、配送業者に商品を預けることで、商品の所有権をあなた(購入者)に移転させています。
つまり、商品が配送中に破損しても、販売会社は責任を負わないということになります。
しかし、これは一般的な話であり、必ずしも正しいとは限りません。
実は、販売会社にも配送業者にも、あなたに対して責任を負う場合があるのです。
2)販売会社にクレームを入れる場合の根拠と方法

販売会社にクレームを入れる場合の根拠は、民法562条の「契約不適合責任」です。
これは、販売会社があなたとの契約に適合しない商品を届けた場合、あなたに損害を賠償する責任があるということです。
たとえば、あなたが通販で新品のテレビを買ったとします。
しかし、届いたテレビは画面が割れていたり、動かなかったりするとします。
この場合、販売会社はあなたに新品のテレビを届けるか、代金を返金するか、修理するかなどの対応をしなければなりません。
これが契約不適合責任です。
民法第562条(買主の追完請求権)
引き渡された目的物が種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しないものであるときは、買主は、売主に対し、目的物の修補、代替物の引渡し又は不足分の引渡しによる履行の追完を請求することができる。ただし、売主は、買主に不相当な負担を課するものでないときは、買主が請求した方法と異なる方法による履行の追完をすることができる。前項の不適合が買主の責めに帰すべき事由によるものであるときは、買主は、同項の規定による履行の追完の請求をすることができない。
販売会社にクレームを入れる方法は、次のようになります。
□ まず、商品が破損していることを証明する写真や動画を撮ります。
□ 次に、販売会社の連絡先を調べて、電話やメールでクレームを伝えます。
クレームの内容は、商品が破損していること、どのような対応を求めるか、期限はいつまでかなどを明確に伝えます。
□ その後、販売会社からの返答を待ちます。
販売会社が対応に応じない場合は、消費者センターや弁護士などに相談することもできます。
3)配送業者にクレームを入れる場合の根拠と方法

配送業者にクレームを入れる場合の根拠は、民法709条の不法行為にもとづく損害賠償責任です。
これは、配送業者があなたの商品を運ぶ際に、不注意や故意によって破損させた場合、あなたに損害を賠償する責任があるということです。
たとえば、あなたが通販で買ったケーキが届いたとします。
しかし、届いたケーキはぐちゃぐちゃになっていたり、カビが生えていたりするとします。
この場合、配送業者はあなたに新しいケーキを届けるか、代金を返金するか、謝罪するかなどの対応をしなければなりません。
これが不法行為にもとづく損害賠償責任です。
民法第709条 (不法行為)
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
配送業者にクレームを入れる方法は、次のようになります。
□ まず、商品が破損していることを証明する写真や動画を撮ります。
□ 次に、配送業者の連絡先を調べて、電話やメールでクレームを伝えます。
クレームの内容は、商品が破損していること、どのような対応を求めるか、期限はいつまでかなどを明確に伝えます。
□ その後、配送業者からの返答を待ちます。
配送業者が対応に応じない場合は、販売会社に連絡したり、消費者センターや弁護士などに相談することもできます。
まとめ
通販で買った商品が配送中に破損して届いた場合、クレームを入れる相手は販売会社?それとも配送業者?
という問題について、この記事では、どちらにもクレームを入れることができるということを説明しました。
販売会社に対しては、民法562条の「契約不適合責任」を根拠とすることができます。
配送業者に対しては、民法709条の「不法行為にもとづく損害賠償責任」を根拠とすることができます。
クレームを入れる方法は、商品の状態を証明する写真や動画を撮り、連絡先を調べて、電話やメールでクレームを伝えるということです。
対応に応じない場合は、消費者センターや弁護士などに相談することもできます。
通販で買った商品が破損して届いたら、困ってしまいますよね。
でも、あきらめないでください。あなたには権利があります。
この記事を参考にして、適切なクレームを入れてくださいね。