
小中学校時代には牛乳が給食に必ずつきましたよね。
牛乳の思い出と言えば、たまにおまけでついてきた、魔法の粉末ミルメーク。
牛乳に入れてパックを振ると、白い牛乳がなんとコーヒー牛乳に。
他に思い出と言えば、「鼻から牛乳ゲーム」
誰かが牛乳を飲んでいる時に笑わせて、相手の鼻から牛乳を出したら勝ちというゲーム。
先生からよく怒られた記憶があります。
そんな牛乳、何で必ず給食に着くと思います?
この記事を読むことで、学校給食についての法律やかつての学校給食事情について理解が深まることでしょう。
【もくじ】
1)学校給食にはなぜ牛乳
2)3つの種類の学校給食
3)文科省からの解釈が
4)牛乳について気になること
1)学校給食にはなぜ牛乳

学校給食で必ず牛乳がつくのは、「学校給食法施行規則」により、学校給食の給食内容は❶パン又は❷米飯(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む)、❸ミルク及び❹おかずと定義されているからです。
わかりやすく箇条書きにしますね。
❶パン
❷米飯(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む)
❸ミルク+❹おかず
実質的な理由を考えると、やはり栄養バランスを考慮して出すことになっているのでしょう。
毎日、牛乳がつくのは成長ざかりの子供に必要なカルシウムを摂取し、将来的には骨粗しょう症などの病気の予防に努めるためです。
そんな小中学生のことを考えているのに、苦手な給食ランキングでは、レーズンをおさえての堂々1位です。
いずれ栄養バランスを考えて法律で決められているようなのは事実です。
2)3つの種類の学校給食

学校給食で牛乳を出さなければならないような表現をしている法律は、「学校給食法施行規則」という法律です。
その第1条第2項では牛乳を飲まなければならないような記述の仕方になっています。
そして2号〜4号では、3つの種類の学校給食が記されています。
その内容は…
①完全給食:ミルク+ (米orパン)+おかず
②補食給食:ミルク+おかず+ ※ご飯持ち込み
③ミルク給食:ミルクのみ+ ※お弁当持ち込み
下記の条文と照らし合わせてみてみて下さい。
学校給食法施行細則第1条第2項(2号〜3号)
2 完全給食とは、給食内容がパン又は米飯(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む。)、ミルク及びおかずである給食をいう。
3 補食給食とは、完全給食以外の給食で、給食内容がミルク及びおかず等である給食をいう。
4 ミルク給食とは、給食内容がミルクのみである給食をいう。
ここで注意したいのは、学校給食法施行規則に違反をしても罰則がないということです。
なので、牛乳をつけなくても罰則は無いことになります。
3)文科省からの解釈が

法律で、牛乳をつけなければならないような記載をし、罰則もないうえに文科省から法律に反するような解釈が発表されました。
学校給食法は栄養などの目標を示しているだけで、必ず牛乳を、出さなくてはならないわけではない。(文科省)
牛乳は体にいいから飲めと強要する担任、今はいるか分かりませんが、そうだったなら給食タイムは地獄の時間。
また、ご飯と牛乳は相性が悪いと思っている人も少なからずいるはずです。
そういう思いと、文科省の解釈を受け牛乳なしを実現した自治体も存在します。
新潟県の三条市では平成26年に、試験的に牛乳廃止を行って、児童・保護者の意見をふまえ、平成27年からは牛乳廃止を実現しました。
代わりにカルシウム不足を小松菜やひじきなどで摂取しているとのこと。
また献立に汁物がつかない時はドリンクタイムと称して昼食後にお茶が出るそうです。
4)牛乳について気になること

牛乳について気になることについて、2つほど調べてみました。
学校給食用の牛乳は、1パックあたり200 ccということは知っていますが、気になったのはその値段。
供給単価は1日200 ccあたり51円60銭とのことでした。
(令和3年度学校給食用牛乳供給事業概況より・・見つかった最新データです。)
また昭和の時代の牛乳瓶はほとんど姿を消してしまったようです。
その理由として、法的根拠はありませんが、牛乳瓶はリサイクルできるのですが、洗浄したり殺菌するのに費用がかかるということです。
また割れる危険性もあるうえに、重いため配送コストがかかることも理由の1つ。
紙パックへは1960年代後半から、徐々に移行されました。
低学年の児童には瓶を運ぶのは大変で、紙パックなら軽いうえ、衛生的に保つこともできると、いいことずくめの移行だったようです。
以上、気になる点をまとめてみました。
まとめ
1. 学校給食と牛乳:学校給食法施行規則により、学校給食の内容はパン(またはこれに準ずる小麦粉食品等)、牛乳、おかずと定義されています。
牛乳は成長期の子供に必要なカルシウムを提供し、骨粗しょう症などの病気の予防に役立ちます。
2. 学校給食の種類:学校給食法施行規則には3つの種類の学校給食が記されています。
①完全給食(ミルク+米orパン+おかず)
②補食給食(ミルク+おかず、ご飯持ち込み)
③ミルク給食(ミルクのみ、お弁当持ち込み)
3. 文科省の解釈:学校給食法は栄養などの目標を示しているだけで、必ず牛乳を出さなければならないわけではありません。
文科省の解釈により、牛乳なしの学校給食を実現した自治体も存在します。
4. 牛乳についての気になること:学校給食用の牛乳の供給単価は1日200 ccあたり51円60銭です。
また、昭和の時代の牛乳瓶はほとんど姿を消してしまい、紙パックへ移行しました。
これは、牛乳瓶のリサイクルに費用がかかる、割れる危険性がある、配送コストがかかるなどの理由からです。
以上、どうだったでしょうか?
学校給食についての法律や学校給食の牛乳事情について、少しでも理解が深まったなら幸いです。