電車が混んでいるときにスマホを使うのは、よく見る光景ですよね。
でも、その中には、ちょっと困った行為をしている人がいるかもしれません。
それは、わいせつな動画を見ていることです。
スマホを見ること自体は当然問題ありませんが、公共の場所でわいせつな動画を見ることは、日本の法律で許されていないんです。
それに、他の人に迷惑をかける可能性もありますから、やめておいた方がいいですよね。
この記事では、公共の場で「わいせつな画像や動画」を見ることがなぜ問題なのか、その理由と罰則について分かりやすく説明します。
【もくじ】
1)公共の場所でのマナーと法律
2)刑法第175条(わいせつ物頒布等)とは
3)AirDrop痴漢の現状と問題
1)公共の場所でのマナーと法律
公共の場所でのマナーとは何か、それは他人を思いやり、迷惑をかけないように行動することですよね。
でも、その中には、ちょっと困った行為をしている人がいるかもしれません。
さらに、公共の場でわいせつな動画を見ることは、法に触れる可能性があります。
それに、他の人に迷惑をかけることもありますから、やめておいた方がいいですよね。
これらは、大人として避けるべき行為であり大切なマナーです。
具体的にはどのような罰則があるのか、次のセクションで説明しますね。
2)刑法第175条(わいせつ物頒布等)とは
刑法第175条のわいせつ物頒布等罪とは、わいせつなものを他人に見せたり、配ったりする行為を禁じる法律のことです。
刑法175条(わいせつ物頒布等)
わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。
具体的に、「わいせつ物頒布罪」で次の物を頒布した者には罰則が科されます。
・わいせつな文書(過度に性的な表現を含む小説やエッセイ、性的な画像や動画を詳細に説明するテキスト)
・図画(スケッチ、絵画、イラスト)
・電磁的記録に係る記録媒体(ハードディスク、CDや DVD、USBメモリー等)
・その他の物
そして科される罰則とは以下のとおりです。
・懲役2年以下 or
・罰金250万円以下 か 科料(1,000円以上1万円未満) or
・懲役と罰金の併科(両方)
公共の場所でわいせつな映像や音声を収めたDVDやCD、雑誌、パンフレット、ポスター等を販売、配布する行為がわいせつ物頒布罪の典型です。
また、インターネットの普及に伴い、わいせつな画像や動画をインターネット上に公開する行為、わいせつな画像や動画を不特定多数の人にメールで送信する行為もまた典型例といえます。
さらに、公共の場所でわいせつな動画を見ていると、周りの人がそれを見る可能性があります。
そのため、このような行為も、わいせつ物を公然と見せているとみなされ、法律に違反する可能性があります。
わいせつな動画を見る行為は、自分だけでなく、周りの人にも影響を与えます。
だからこそ、大人として法律を理解し、遵守することが大切です。
次のセクションでは、この法律がどのようにAirDrop痴漢と関連しているかを説明します。
3)「AirDrop痴漢」の現状と問題点
「AirDrop痴漢」という言葉、初めて聞く人もいるかもしれませんね。
これは、AppleのiPhoneやiPadに搭載されている「AirDrop」という機能を使った問題行為のことを指します。
AirDropは、近くにいる人と簡単に写真や動画を送りあうことができる機能です。
設定を「連絡先のみ」または「受け取らない」にしておけば、他人から変な画像や動画が送られてくることはありません。
しかし、設定が「誰からでも受け取る」になっていると、この機能を悪用して、知らない人に突然わいせつな画像や動画を送る人がいるんです。
これが「AirDrop痴漢」です。
これは、とても迷惑な行為で、法律で禁止されています。
2019年頃からこのような問題が起こり、今でも問題とされています。
では、「AirDrop痴漢」がなぜ問題なのでしょうか?
それは、他人に無理やりわいせつな内容を見せることは、その人の心に大きな傷をつけるからです。
また、これは先ほど説明した「わいせつ物頒布罪」に該当する可能性があります。
「AirDrop痴漢」のような行為は、絶対に許されるべきではありません。
大人として、他人を尊重し、法律を守ることが大切です。
まとめ
社会人としての責任とは何でしょうか?
それは、自分の行動が他人に与える影響を理解し、それに対して責任を持つことです。
特に公共の場所では、自分の行動が周囲の人々に影響を与える可能性があります。
だからこそ、マナーを守り、法律を遵守することが求められます。
公共の場でわいせつな動画を見る行為は、自分だけでなく、周囲の人々にも影響を与え、他人の心を傷つける可能性があります。
また、法律に違反する可能性もあります。
だからこそ公共の場所でのマナーを守り、法律を遵守することが大切です。
これからも、社会人としての責任を忘れずに、適切な行動をとるべきです。
また、自己防衛も大切といえます。
これからはiPhoneやiPadのAirDropの設定を「連絡先のみ」にするなど、自己防衛のための対策も忘れずに行うようにしましょう。