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カンニングはその試験で無効処分を受けるだけ?or法律にも反するのか?

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カンニングは、試験における不正行為の一種ですが、その結果はどのようになるのでしょうか?

カンニングをした場合、失格や退場だけでなく、具体的な法的な罰は国や地域、学校の規則によります。

場合によっては法的な罰も受ける可能性があります。

また、カンニングは、自分の学力や能力を正しく評価できなくなり、将来にも影響を及ぼす可能性があります。

この記事では、カンニングの結果について、以下の4つの状況に分けて解説します。

【もくじ】
1)自動車運転免許試験や資格の取得試験でカンニングをした場合
2)大学や高校の定期試験でカンニングをした場合
3)資格試験と定期試験における偽計業務妨害罪の成否
4)大学・高校・中学の抜き打ち小テストでカンニングをした場合

それでは、それぞれの状況におけるカンニングの結果を見ていきましょう。

1)自動車運転免許試験や資格の取得試験でカンニングをした場合

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自動車運転免許試験や資格の取得試験は、社会において重要な役割を果たす技能や知識を必要とします。

そして、その技能や知識を持っているかどうかを判断するための試験と言えるでしょう。

そのため、カンニングをした場合、以下のような結果が生じる可能性があります。

失格となり、試験から退場させられる可能性があります。

試験官や監督者がカンニングを発見した場合、試験の公正性を保つために、その場で試験を中止させることができます。

また、試験の受験資格を取り消すこともできます。

例えば、自動車運転免許試験では、カンニングをした場合、その試験の成績は無効となり、その日の試験はすべて受験できなくなります。

また、偽計とは人をあざむくことを言いますが、場合によっては「偽計業務妨害罪」(刑法233条)が成立する可能性があります。

刑法第233条 (信用毀損・業務妨害
虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、3年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金に処する。

これは、他人の解答などを見ているにも関わらず、何も見ていないというふうに装う行為が「偽計(あざむく行為)」に該当する可能性があるためです。

偽計業務妨害罪は、公共の利益に関する業務を妨害することを目的として、偽計を用いて他人を欺くことを禁じた罪です。

この罪に問われた場合、最高で懲役3年または50万円の罰金に処せられます。

実際に、資格試験でカンニングをしたとして、この罪で書類送検された事例もあります。

ただし、具体的な法的な罰はそれぞれの国や地域の法律によりますので、その点を理解してください。

2)大学や高校の定期試験でカンニングをした場合

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大学や高校の定期試験は、学生の学力や理解度を測るための試験です。

そのため、カンニングをした場合、以下のような結果が生じる可能性があります。

単位を取得できない可能性です。

教員や学校の規則によっては、カンニングをした科目の単位を認定しないことができます。

単位を取得できないと、卒業や進級に影響が出る可能性があります。

大学や高校では、カンニングをした学生に対して、様々な制裁を科すことができます。

これには、試験の失格、科目の単位の取り消し、さらには退学といった重い制裁も含まれます。

また、カンニングをした回数や程度によっては、学年や学期の単位をすべて取り消すこともできます。

私も大学の講堂で試験を受けていると前のほうで事件が起きました。

試験官の声が結構大きかったので、その場で誰がカンニングをして見つかり退場になったのかが分かりました。

私の通っていた大学では、1科目でもカンニングがあると1年留年というルールで、ある意味カンニングの抑止力にもなっていました。

彼は一瞬にして1年という月日と学費約100万円弱を棒に振ってしまったのです。

これらの制裁は、学生の学業に大きな影響を及ぼす可能性があります。

したがって、公正な試験のためにも、カンニングは絶対に避けるべきです。

カンニングを目の当たりにして、私も心からそのように思いました。

3)資格試験と定期試験における偽計業務妨害罪の成否

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では、なぜ資格試験などでの偽計業務妨害罪が成立する可能性があるのに、大学や高校の定期試験では成立しない可能性が高いのでしょうか?

これは、資格試験でカンニングをすると、試験の公平さが壊れてしまい、試験を行っている人たちをあざむくことになります。

もしカンニングがばれたら、試験の結果を見直したり、新聞やテレビで報道されたりすることで、試験を行う人たちの仕事が増えてしまいます。

そのため、資格試験でカンニングをすると、法律で禁じられている「偽計業務妨害罪」になる可能性があります。

しかし、学校の試験でカンニングをしても、その影響はその学校やクラスだけで、社会全体にはあまり影響しません。

そのため、警察が調査したり、「偽計業務妨害罪」になることはあまりありません。

しかし、学校の試験でカンニングがばれたら、学校のルールによって退学させられたり、休学させられたり、成績が無効になることもあります。

これらのことは一般的な話で、具体的な状況によっては違うかもしれません。

もし、処分について具体的な問題があるなら、専門家に相談することをおすすめします。

4)大学・高校・中学の抜き打ち小テストでカンニングをした場合

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大学・高校・中学の抜き打ち小テストは、授業の理解度や復習の確認をするための試験です。

そのため、カンニングをした場合、以下のような結果が生じる可能性があります。

それは…成績が下がる可能性です。

当然ですよね。

教員や学校の規則によっては、カンニングをした小テストの点数を減点することができます。

また、カンニングをした回数や程度によっては、その科目の成績を下げることもできます。

成績が下がると、進路や推薦に影響が出る可能性がありますよね。

さらに、学校の規則による制裁がある可能性があります。

大学・高校・中学では、カンニングをした学生に対して、様々な制裁を科すことがあります。

これには、試験の失格、科目の成績を下げる、さらには退学といった重い制裁も含まれます。

これらの制裁は、学生の学業に大きな影響を及ぼす可能性がありますよね。

したがって、公正な試験のためにも、カンニングは絶対に避けるべきです。

公正な試験は、学生の真の学力や理解度を評価するために重要です。

カンニングは、その評価を歪め、学生自身の学習の機会を奪います。

また、学校の規則に違反し、重い制裁を受ける可能性があります。

したがって、何度も繰り返しになってしまいますがカンニングは絶対に避けるべきです。

まとめ

カンニングは、試験における不正行為の一種であり、その結果は試験の種類や状況によって異なります。

しかし、どの場合でも、カンニングをしたことで失格や退場、単位や成績の取り消し、法的な罰などの影響を受ける可能性があります。

また、カンニングは、自分の学力や能力を正しく評価できなくなり、将来にも影響を及ぼす可能性があります。

カンニングは、公正な評価を阻害し、教育の目的を損なう行為であるため、避けるべきです。

試験には、自分の力で挑むことが大切ですね。

 

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